インド旅行の際に知っておきたいインドの物価・相場
インドの物価を知るにあたって、まず知っておきたいのはインド国内の人の平均所得です。平均所得が低い国の人々は当然のことながら、生活費に割ける金額もあまり多くないため、物価も安い傾向があるからです。
インド国内の人々の年間の平均所得は184万円です。日本の場合は432万円なので日本平均所得の4割程度ということになります。
日本国内の物価も同じように日本の4割ほどなのでしょうか?今回は、インド旅行をした際によく購入する物の物価と、移動などのサービスにかから費用相場をジャンルごとに調べたのでインド旅行のコスト計算のヒントにしてください。
※平均所得は2018年時点のものになります
※それぞれの物価は2019年時点の相場・レートになります
インドでの移動費用の相場
鉄道
インドは日本の9倍もの国土を保有しており、旅行の際に寝台列車や長距離電車を利用することも多いです。座席のクラスや距離にもよりますが、例えばニューデリーからバラナシまでの10時間の距離を走る、長距離電車は400~2,000ルピー程度(630~3,150円)です。
また、意外かもしれませんがデリーでは地下鉄が通っています。デリーの地下鉄は日本と引けを取らないほど綺麗でセキュリティもしっかりとしていますが値段はインド価格です。デリー市内であれば10~30ルピー(15~45円)で乗ることができるのでぜひ利用をしてみてください。
オートリキシャ
インドのオートリキシャは、東南アジアでよく見かける「トゥクトゥク」と同じようなもので、バイクの後ろに最大4名ほど乗車可能な座席が付いている乗り物です。オートリキシャは乗車前に、ドライバーと値段交渉して乗ります。
ドライバーは現地人よりも高く金額提示をしてくることが多いものの、例えば10分3~5キロ程度の乗車で50~100ルピー(75~150円)が相場です。日本のタクシーと比較すると非常に安いことがわかります。
ちなみに1日チャーターであれば1,000~1,500ルピー(1,580~2,360円)が相場と考えてください。
タクシー
日本でも利用する方が多い、タクシーはどうでしょうか?タクシーはオートリキシャのおおよそ1.5倍~2倍の料金が相場です。つまり10分ほどの乗車で75~150ルピー(120~240円)ほどです。
オートリキシャと同じく、1日チャーターが可能で相場は2,000~3,000ルピー(3,150~4,730円)です。日本のタクシーと比較してとても安いですね。
また、タクシー、オートリキシャはどちらもUberやOlaなどの配車アプリで呼ぶことも可能です。配車アプリであれば、観光客であっても適正価格で乗車が可能なため、ぼったくりに合う危険もないことに加え、行き先を口頭で伝える必要がないので楽です。
飛行機
インドの国土は広いということを冒頭でお伝えしましたが、インドを周遊するために長距離電車に乗るのが辛い、、という方は飛行機に乗るのが便利です。
インド国内にはIndiGOや、AirAsiaなど複数の国内線があります。航空券の相場は区間や時間にもよりますがエコノミークラスであれば4,000~10,000円程度で乗ることが可能です。日本でも安い国内線の航空券が多くありますが、インドの航空券のほうが全体的に安いです。
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インドの宿泊費の相場
高級ホテル
インドでは五つ星ホテルでも2名1室で1泊7,000円程度で宿泊できるホテルが多くあります。もちろん、最高級ホテルのスイートルームであれば数十万円する場合もありますが、日本の五つ星ホテルと比較すると安いです。
中級ホテル
1泊4,000円ほどで綺麗で立地が良い中級ホテル、日本の一般的なビジネスホテルに近い水準のホテルに泊まれます。
場所や設備によって価格は大きく変わりますが、安いところであれば1泊1,000円程度で泊まれるホテルもあるのでbooking.comやExpediaなどで検索をして自分の予算でどのようなホテルに泊まれるのか見てみると良いでしょう。
ゲストハウス・ホステル
バックパッカーなどが良く利用する、ゲストハウス・ホステルについては、数百円から泊まれるところがほとんどです。
ただし、多くは個別の部屋はなく、共同の部屋で2段ベッドで寝たり、シャワーやトイレが共同なので安さなりに理由があるので、その点を頭に入れてゲストハウス・ホステルを選ぶことをおすすめします。
民泊
インドでもAirbnbなどの民泊が利用できます。デリーやムンバイなどの都市部で、共同の部屋であれば1,000円~、専用バスルーム付きの個室のお部屋でも3,000~5,000円程度で宿泊ができます。
インドの場合、中級ホテルでも格安で泊まることができるので、民泊の値段は少し高いのでは?と思われるかもしれませんが、オーナーとの交流など民泊ならではの楽しみがありますので、インド旅行の際には選択肢に入れて考えてみると良いでしょう。
インドの外食の相場
屋台
インドではテイクアウト専門の屋台や、屋外で簡単にいすとテーブルだけ置かれたお店が多く存在します。インドの現地の人もよく利用をするため、お手頃価格の場合が多いです。
安い屋台であれば、一皿20ルピー(30円)で軽食が食べれます。店によって価格は様々ですが、外国人も買いにくるような綺麗な屋台でも50ルピー(80円)程で食事ができます。インドの屋台フードは安くても美味しいものがたくさんありますので、勇気を出してトライをしてみて下さい。
一般的なレストラン
インドの現地の一般的な所得の人が食事するレストランでの1人分の予算は200~600ルピー(310~930円) 程度のところが多いようです。
日本の牛丼チェーンで食事をするぐらいの予算でレストランの利用ができるところから、インドの物価の低さがうかがえますね。
高級レストラン
外国人観光客や、インドの富裕層が訪れる高級レストランは1人、800ルピー(1240円)から楽しめる店が多いようです。
もちろん、高いところを探せば1人数万円かかるお店もありますが、ウェイトレスから手厚いサービスを受けることが出来て、高級感があるレストランでも低予算から楽しむことができるのはインドの魅力です。
日本食レストラン
他の国にある日本食レストランと同じく、インドにある日本食レストランは高級レストランの部類に入ります。上述した高級レストランと同じくらいの価格帯ですが、インド料理の高級レストランと比較すると日本食レストランの予算は、少々高いのが実情です。
マクドナルド
全世界に展開をしているマクドナルド。もちろんインドにもあります。牛肉を食べる文化がないインド一番スタンダードなマックチキンは単品で約100ルピー(150円)、ドリンクとポテトのセットであれば180ルピー(280円)程度で食べることができます。日本と比較すると3分の2くらいの価格でマクドナルドでの食事を楽しむことができます。
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インドの日用品の物価
お水
暑い日期間が長いインド観光では、お水を購入する機会が多くなります。お水は1Lで20ルピー(30円)ほどで購入が可能です。お水の安さからインドの物価の安さが分かりますね。一方で空港や高級なホテルではこの価格の倍でお水が売られていますので、旅の費用を抑えたいのであれば街の商店などで購入することをおすすめします。
カップラーメン
日本で有名なカップヌードルがインドでは40ルピー(60円) 程度で販売されています。屋台で同じくらいの値段で食事ができることを考えると、カップラーメンはインドの人々にとっては少し贅沢な食事かもしれません。
トイレットペーパー
インドの人々はトイレでトイレットペーパーを使わず、水で洗う習慣があります。そのためインドのトイレにはトイレットペーパーが設置していないことが多いので、インドで街歩きをする際にはトイレットペーパー持参が必須です。
現地で購入すると、なんと1ロール40ルピー(60円)6ロールのセットだと240ルピー(360円)。日本と比較すると高いので日本で購入してインドへ持っていくことをおすすめします。
服(サリー、Tシャツなど)
インド国内で販売している服は色鮮やかで可愛いものが多いです。特に、インドの民族衣装であるサリーは、観光地に行く際に着て行くとインスタ映えする素敵な写真が撮れます。 サリーは安いものだと1,000ルピー(1,530円)程度から購入することができます。もちろん、高いものだと数万円するものもありますので、高くてもしっかりしたものが欲しい方はそのようなものを選ぶといいでしょう。
また、物価の比較のためにTシャツの相場についてもご紹介すると、日本で1,000円程度で購入できるような普通のTシャツはインドで100ルピー(150円)程度で購入できます。
お菓子
バラマキ用にぴったりな小さなお菓子はスーパーや街の食品店に置いています。よく見かけるお菓子の1つであるLay’sのポテトチップスは小さい袋のバージョンだと5ルピー(7円)で購入できます。バラマキに最適なサイズのクッキーやチョコレートも5~20ルピー( 7~30円 )で販売されています。
お菓子のなかでも綺麗に梱包された、いわゆる「海外旅行のお土産用のお菓子」みたいなものについては、インドの街にほとんど売っている場所がないので、空港で購入することになります。その場合は安くても500ルピー(760円)はしますので、ご注意ください。
雑貨
インドの雑貨はとにかく安いので、女性はついつい大量に買い込んでしまう方が多いようです。小さなポーチや、 クッションカバー 、ガネーシャの置物などインド雑貨の定番は街の商店やお土産屋さんであれば100ルピー(150円)くらいで購入することができます。日本で購入するインド雑貨の価格の5~10分の1が相場です。
これらの雑貨はお店と価格交渉をして購入をします。相場をイメージしながら納得のいく価格まで値切れるようチャレンジしてみてください。