インドのコンセント・電源プラグはどれ??変換・変圧器は必要??
日本では味わえないような刺激的な体験ができる、行くと人生観がガラッと変わるなど、魅力的な謳い文句をよく耳にするインド。世代を問わず人気の旅行先として有名です。
インドでは日本とコンセント形式が違うため、旅行に行く際には注意が必要です。インドに行って携帯の充電ができない!なんてことにならないように、インドのコンセント形式について事前にしっかりと確認しておきましょう。
今回はインドのコンセント形式や、電圧についてわかりやすく紹介していきます。また、インド旅行に向けての電源プラグを用意したいという方向けに安く手に入れる方法をご紹介します。
インドので使える電源プラグはなんと4種類
インドで使われている電源プラグはB3・BF・B・Cの4タイプです。日本ではAタイプしか使われていませんのでインドに行くのなら変換器は必須です。
電源プラグは4タイプですが、1つのコンセントで複数のタイプの電源プラグが利用できるような形になっています。インドのコンセントは下の画像の様に5つの穴が開いているものがよくみられます。※他のタイプもありますが後ほど説明します
この穴の上1つと、下2つを使うことでB3タイプのコンセントに、中2つの穴を使うことでCタイプのコンセントに対応させることができる様になっています。
B3の上の1つの穴はアースで電気は流れていないですが、下の2つの穴にシャッターがついており、アースに刺さっていないとシャッターが上がらず使えない仕組みです。
余談ですが、B3の電源プラグでなくてもアースに何かプラスチックなどの棒を差し込むことで下2つの穴にBタイプのプラグを挿すこともできます。そのためアースにボールペンを挿す人が多く、コンセント口にボールペンの線の跡がついていることがよくみられます。
他にも2つの穴のコンセントもあります。このコンセント口はBタイプとCタイプの電源プラグが使えます。そしてBFタイプのコンセントですが、最近ではあまり使われていません。
ちなみにインドではコンセントの穴1セットずつにスイッチがついており使う時にはオンにする必要があります。
このようにインドでは複数の電源プラグが使われていますが、インドに行く際に持って行くならB3タイプの変換プラグがおすすめです。インドではほとんどが最初に紹介した5つ穴のコンセント、もしくはB3タイプ用の3つ穴のコンセントが使われているのでB3の変換プラグがあれば事足りるでしょう。
しかし、海外旅行によく行く方や少し不安な方は複数の形状に対応できるマルチタイプの変換器を持っておくと安心だと思います。
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インドで変圧器は必要?
インドの電圧は220~240Vです。対して日本の電圧は100Vなので2倍以上のかなりの差があります。日本の100Vにしか対応していない電化製品をそのまま使えばもちろん壊れてしまい、発火する危険性もありますので注意が必要です。
しかし、旅行に持っていくような電化製品はほとんど広い電圧に対応しています。例えば必ず持っていくスマホですが、元々海外シェアの多いiPhoneは100~240Vに対応です。日本製のスマホでも大抵は海外での電圧に対応しているので変圧器は必要ない場合がほとんどです。他にもデジタルカメラやモバイルバッテリー、パソコンなども基本的に大丈夫です。
機器本体か充電アダプタに『入力:◯~◯V』もしくは『input:◯~◯V』のように電圧範囲が記載されているので、旅行の前に必ず確認しておきましょう。ガラケーは電圧範囲が狭い場合があるので使っている方は注意してください。
問題なのはドライヤーやヘアアイロンなどの家電です。日本製のこれらの製品はほとんど日本の電圧にしか対応していませんので、インドでは使う場合は変圧器が必要になります。一方で変圧器があれば必ず使えるかというとそうでもないのです。変圧器を使うと電力が少なくなるため、熱を発生させるような電力を多く使う製品は動かなかったり、動いたとしても弱くなってしまいます。
なので日本でしか使えない製品を変圧器で使うより、元から100~240Vまで対応しているものを持っていくことをおすすめします。
コンセント・電源プラグに関するよくあるトラブル
インドの電圧は220~240Vですが、発展途上国ということもあり、頻繁に停電が起きます。そして電圧が不安定なので時間帯によって電圧が低くなっていたり、逆に高くなりすぎることもあるのです。
高い時だと250Vにもなる場所があり、そうなると240V対応の電化製品でもダメになってしまうことがあります。変圧器を使えば不安定な電圧を100Vに安定させてくれ、そのようなトラブルを避けることができるので余裕がある方は持っていくほうが良いでしょう。
また、インドのホテルにはあまりコンセントが多くついていないので、スマホの他にもカメラやモバイルバッテリーの充電がしたいのにコンセントが足りないということになりがちです。なのでインドのホテルに泊まる際はコンセント口を増やす変換プラグやアダプタを持っていると便利です。
また、ちょうどいいところにコンセントがなくて枕もとにスマホを置いておきたいのに届かないこともあるので、延長コードの電源タップだとなお良いでしょう。
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インドで使う変換プラグを安く調達するには
※価格は2019年12月現在のものです
家電量販店で購入
実際に家電量販店で安価で販売されている変換プラグを、各タイプでチェックしました。店舗によって違いますので目安にして下さい。
B3タイプの変換プラグ
インドで主流なB3は644円+税。
Bタイプの変換プラグ
Bタイプは219円+税でした。B3タイプよりも安価です。
Cタイプの変換プラグ
1番安いのはCタイプで206円+税でした。
BFタイプの変換プラグ
あまり主流ではないですがBFタイプの電源タップは386円+税。
BFタイプとB3タイプのセット
BFタイプとB3タイプのセットもありました。1,005円+税で、別々で買うと1,030円+税なのであまり変わりません。
マルチタイプの変換プラグ
1番便利なのはこの、マルチタイプですが2,309円+税とやはり他と比較して高価になります。
さらに多対応ができるマルチタイプです。2,979円+税と1番高価ですが、海外によく行く方はこれを1つ持っていれば安心ですね。
ネット通販で購入
ネットで安価で販売されている変換プラグを、各タイプでチェックしました。通販サイトによって価格は違いますので目安にして下さい。
B3タイプの変換プラグ
1つで2口あるタイプなので荷物が減らせるタイプです。Amazonでは980円(税込)でした。
Bタイプの変換プラグ
2個セットになっているので万一にも安心です。小さいので邪魔にもなりません。Amazonで463円(税込)でした。
Cタイプの変換プラグ
Cタイプの変換プラグです。Amazonで293円(税込)でした。
BFタイプの変換プラグ
こちらも2個セットのものです。Amazonで707円(税込)でした。
マルチタイプの変換プラグ
9種の形状に対応しており、インドで使える4種のタイプも含まれています。コンパクトでかさばりません。Amazonで2,045円でした。
まとめ
今回の記事ではインドのコンセント、電源プラグについてと、変換プラグ安く購入する方法をご紹介しました。
- インドでは複数の電源プラグの形状が使われているが、持って行くならB3の変換プラグがおすすめ。
- 変圧器は必要ないが、インドの不安定な電圧事情を考えると余計なトラブルを避けるために余裕があれば持っていく。
- ドライヤーなどの電力消費の大きい電化製品は元々海外に対応しているものをもっていく。
- B3タイプの電源プラグなら店舗でもネット通販でも、1,000円未満で購入ができる。
この記事がインドについて調べている方のお役に立てれば幸いです。