到着直後に詐欺?!ホントにあったインド旅行中のトラブルとその対策
人生観が変わると言われているバックパッカーにも人気の国インド。今回はそんなインドで急増しているトラブルについて筆者が実際に経験したものを紹介していきたいと思います。
インドの観光客を狙った詐欺は年々巧妙化しており、海外旅行経験が豊富な人でも詐欺に引っかかってしまうこともあるため、細心の注意が必要です。なかには被害総額が数百万円といったこともあります。もし詐欺に引っかかってしまうとせっかくのインド旅行が台無しになってしまい、多くの魅力に溢れるインドが嫌いになってしまうので、トラブルにあった際の対処法も合わせて紹介していきます。
空港到着直後に遭遇するタクシー詐欺
トラブルにあったのは到着直後に乗ったタクシーの中
実際にトラブルにあった場所はデリー空港到着直後に乗ったタクシーの中です。
空港カウンターからタクシーチャーター=安心ではありません
インドのデリーに到着した直後深夜ということもあり、タクシーを空港のタクシーカウンターからチャーターしました。そこのカウンターで行き先のゲストハウスを伝え、タクシーに乗り込むことに。
無事行き先を伝えることができ安心していると、運転手が「行き先のゲストハウスの場所がわからない」と言いだしました。デリー空港では行き先を了承し、走り始めたはずだったのですが、ドライバーに違和感があったため空港に引き返すように伝えましたが適当な理由をつけられ断られてしまいました。
マップを見せてその通りに行き先を目指してもらう方法が良かったのですが、インドのSIMカードを購入してすぐだったためネットが使えませんでした。今回は紹介しませんが、インドのSIMカードは設定してから実際にインターネットを使えるようになるまで時間がかかります。
インドではこんなトラブルもあるのでレンタルWi-fiがおすすめです。
タクシードライバーに観光案内所へ連れていかれる
動揺していると、ドライバーが「観光案内所に連れて行ってやるからそこで新たなホテルの予約をしろ」と言われたため、ここで私は痺れを切らし、車から下ろして欲しいと伝えましたが、その瞬間から一気にスピードをあげ、降りれないようにされて結局観光案内所に連れて行かれました。
高いものを提案してから安いものを提案してくる
観光案内所の中に入ると、観光プランを聞かれ「電車やホテルの予約を全て代行してやる」とのことだったのですが、提示された金額が6.5万ルピー。日本円にして約10万円以上!!明らかに法外な価格のため店を後にしようとしましたが、「外に出たら治安が悪く、外に出ない方がいい」と不安を煽り出れなくされました。
高額料金は払えないと、3時間程交渉を続けると「デリーからジャイプールまでの個人タクシーを1人3,000円でチャーターしてやる」という提案されることに。
詐欺師は相手が疲弊している隙を見て追い詰める
デリーまでのフライト後一睡もしていなかった私たちは、一瞬これなら了承しても良いかもしれないという余裕を見せたところ、私たちの余裕を感じ取った観光案内所の人間が私たちを安心させようと日本人の昔の客に電話をかけ始めました。
電話を代わると本当の日本人が出て、安心させるような声をかけてきましたが、この日本人も観光案内所のグルです。観光案内所を正当な場所であると安心させるために電話をかけるとても巧妙な技です。
こうして私たちは精神的にもかなり疲弊し、ジャイプールまでのタクシーのプランを了承しました。しかしカードで決済すると実際は了承した値段の10倍程度でした。
このように夜中勝手に観光案内所に連れて行かれ、精神的に追い込みツアーに参加させるという手口です。同様の手口で、数百万円も取られたという日本人もいるため注意が必要です。
このトラブルに合わないための対策
このような被害に合わないためにも、特に夜は現地のタクシーを使わないで、ウーバーなどの配車サービスを使うことをおすすめします。また、デリー駅やデリー空港などで話しかけてくるインド人の大半が詐欺グループの一員であると警戒した方が良いでしょう。
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寝台列車で座席をめぐる戦い
トラブルにあったのは長距離電車(寝台列車)の中
寝台列車でジャイプールからバラナシに向かう車内でした。
インドで座席のダブルブッキングはよくある
寝台列車の中で睡眠を取っていると突然大声でインド人に怒鳴りつけられました。話を聞くと私たちは二段ベッドの寝台列車の上側に座っていたのですが、その人たちも上側の席のチケットを持っていました。
インドの鉄道だとよくあることなのですが、席のダブルブッキングにより車内で席取り合戦のようなことは頻発します。結局私たちは席を変更しなくてもよかったのですが、注意が必要です。
このトラブルに合わないための対策
基本的に駅員が大雑把なため、ダブルブッキングはしばしばあります。そのためトラブルを完全に防ぐことは不可能に近いため、もしトラブルにあったらトラブルを大きくしないことを意識した方が良いでしょう。
街中でのスリ被害
トラブルにあった場所は混雑する駅の中
トラブルに実際に遭った場所はアグラ駅の構内です。
スリは一瞬、小さい子供には注意
チケットを買う人の行列に並んでいる時に、一瞬ポケットの中に人の手が入ってきて、数ルピーを取られてしまいました。犯人は子供でした。
このトラブルに合わないための対策
インドはスリなどの軽犯罪が多いです。特に人が多い場所では細心の注意が必要です。具体的には、財布を複数にわけたりポケットにあらかじめ数ルピー準備しておいて財布を取られないようにするなどの対策が必要です。
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まとめ
インドでは注意すべきポイントがいくつかあります。これまでに述べたように、子供がスリを試みたり、鉄道のダブルブッキングであったりと日本では考えられないような事態がしばしば引き起こります。また、日本人は詐欺などのターゲットになりやすいため安易に街中で話しかけてくる人などを信用しないなど注意が必要です。