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インド旅行ガイド

インドでサリーを購入する方法と値段・着方をご紹介

投稿日:2019年9月11日 更新日:

インドのサリーショップ

インドでサリーを購入する方法と値段・着方をご紹介

インドといえば、男性はターバン、女性はサリーを身につけているというイメージを浮かべる人も多いのではないでしょうか?

実際そのイメージどおり。ターバンやサリーを身につけている人も多く、暑い気候に刺激的なスパイスの香り、タージ・マハルやガンジス河などの背景にカラフルな民族衣装が彩りを加えています。

今回はインド旅行の際にサリーを着てみたい、という方に向けてサリーの基本的な情報と、サリーの購入方法や値段と、サリーの着方をご紹介いたします。

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サリーとは

サリーは、インド人女性が身についている民族衣裳です。基本的なスタイルは「1枚の布を巻きつけているだけ」というとてもシンプルなものです。スタイルはシンプルですが、各地方の文化や風土に合わせて布地のデザインが異なります。

例えば、旅行客にも人気の観光地である、ガンジス河が流れるバラナシという地では昔からバラナシシルクというシルク(絹)が有名です。そのため、バラナシではとても美しいシルク(絹)のサリーを購入することができ、街のメインストリートではシルクサリー店もたくさん見かけます。

また、冬季は冷え込むインド北部ではすこし厚手の織物の布地だったり、ジャイプールのような砂漠に近い地方ではキラキラと光る鏡のようなビーズが装飾されていたり、年中暑い南部ではコットンの布地が好まれます。

サリーを着る際には1枚の布を巻いているだけですが、ただ巻いてるだけではありません。

サリーのパーツ

まず足元ですが、布地の下には、洋服でいうところの裏地にあたるペチコートをはきます。ウエストから足首までの長さの、タイトなロングスカートのようなものです。

そして上半身にはブラウスを着ます。ブラウスは、外側に巻いているサリーと共布で作られていることが多いです。稀に、同系色の似たような布地で作られていたり、観光客向けレンタルサリー店などでは似たような色のTシャツをブラウスの代わりに貸してくださる場合もありますが、やはり共布で作られているブラウスの方が見栄えがしてステキです。

ペチコートとブラウスを着用した上に、1枚の布を巻きつけるとサリーの着付けが完成します。

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インド国内では今のサリーは着られている?

近年経済発展の目覚しいインドでは、生活習慣が急変し日常的にサリーを着ない若者が増えてきたというニュースもよく見かけます。実際にここ数年、デリーなどの首都や大都市ではジーンズにTシャツ姿の若い女性も見かけるようになりました。

しかしこれはまだ、首都や大都市の特徴といえるでしょう。いくつかの大都市をのぞいては、まだまだ若い女性も日常的にサリーを着て暮らしています。また、首都や大都市で普段はサリーを着ないという女性も、大切な会食や冠婚葬祭、お祭りの際にはやはりサリーを着ています。

このようにまだまだ着られているサリーですが、宗教上の理由によってサリーを着ないインドの人たちもいます。それはシーク教の女性です。「男女や人類は平等である」という思想をもつシーク教では、女性がサリーを身につけると、その動きづらさから仕事や社会進出に不便が生じてしまうとの考えからサリーを着ていません。丈の長いブラウスとパンツ、というスタイルの「サルワールカミーズ」「パンジャビスーツ」といわれる服装を身につけています。

このように、インド全体でみれば現在も変わらず着られているといえるサリーですが、宗教や文化の変化によって小さな変化や違いはあります。インド人女性の必ずしも全員が着ている民族衣装というわけではないのです。

インド旅行でサリーを着るメリット

サリー姿の女性とタージマハル
サリー姿の女性とタージマハル

日本人女性がインドを旅行しているときにサリーを着ていると、現地の人に声をかけられる機会が増えます。これはナンパや危ない声かけではなく、「わたしたちの文化を受け取ってくれてありがとう」というインド人のみなさんからのご挨拶のようなものです。

自国の文化を尊重してもらうことが嬉しくない人はいないでしょう。わたしたち日本人が、浴衣や着物を着て日本観光をしている外国人の方を微笑ましく見つめるような感覚なのだと思います。

そのような「美しいね!」「どうやってサリーを着たの?」「自前なの?」と聞かれる交流をきっかけに仲良くなったり、そのおかげで商店などではおまけや値引きをしてもらえることすらあります。

人とのコミュニケーションを楽しみ、大切にする文化のインドだからこそ、サリーがそのきっかけとなり旅の思い出が増えることでしょう

また、タージマハルのような観光スポットでも、洋服よりもサリーを着ている方が背景とのバランスが良く写真映えが数倍変わります!

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サリーが購入できる場所

このように、基本的にインド全土で着られているサリーですので、どこの街にもサリーを購入できる商店があります。街の路面店から、ショッピングモールに入っている店舗まで。どこでも見かけることができるでしょう。

店頭のマネキンがサリーを着ていたり、たくさんの布地が山積みになっているお店が目印です。山積みの布地のお店に気軽に入ってみてください。

サリーの購入方法

購入できるサリーには、既製品とオーダーメイドの2種類があります。既製品でもオーダーメイドでも、布地の質によって値段は本当にピンからキリまで(数百円レベルのものから数十万円レベルのものまで)幅広くあります。

既製品のサリーを購入する場合

既製品のサリー値段

既製品のサリーは100ルピー(150円)程度から購入可能です。

既製品のサリーの購入手順

既製品のサリーを購入するには、お店で気に入るデザインのサリー布地を購入します。サリーに合った色合いの既成のブラウスやTシャツ、ペチコートを選んでまとめて購入します。お店によって、サリー布地とブラウスやTシャツがセットになっている場合と、別売りになっている場合があります。

既製品のサリーのメリット

既製品のサリーのメリットは購入したその場ですぐに着られるというメリットがあります。仕立てにかかる時間を待つ必要がないので、時間のない旅行者には便利です。値段も安価なものからあるので、「ちょっと着てみたい」という体験にはちょうど良いでしょう。

既製品のデメリット

既製品ですのでブラウスやTシャツのサイズがピッタリになるとは限りません。サリーをはじめとするインドの衣装は「その人の身体にぴったりフィットしている」ことがお洒落とされているので、ゆるめのブラウスの上にサリーを巻いても無粋に見えてしまいます。

オーダーでサリーを購入する場合

サリーを仕立てる様子
サリーを仕立てる様子

オーダーサリーの値段

オーダーサリーは5,000ルピー(7,500円)程度から購入可能です。

オーダーサリーの購入手順

オーダーサリーを購入するには、既製品のサリーと同じく気に入るデザインのサリー布地を購入します。その後、身体の採寸をしてもらいます。

採寸を終えたら、サリー布地と共布で作るブラウスの形(襟の開き方や袖の長さなど)を相談しながらオーダーします。刺繍を入れたり、リボンテープをつけたり、背中の開き方に凝ってみたり、細かいところまで希望のデザインを相談することができます。ペチコートも一緒に注文します。

仕立て店のリボンテープ
仕立て店のリボンテープ

デザインが決まったら、仕立て屋さんが縫製してくれるのを待ちます。お店や地域によりますが、完成までに2、3日~1週間ほどかかることが多いです。出来上がりの連絡が来たら必ず試着をして、ゆるすぎるきつすぎるなどの微調整が必要なら、再び縫製してもらいます。

オーダーサリーのメリット

サリーを縫う仕立て屋さん
サリーを縫う仕立て屋さん

オーダーサリーは自分の身体サイズにぴったり合ったものが作れるので、仕上がりがとても美しく、着たときのシルエットもきれいです。デザインも細かく選び注文することができるので、オーダーの段階から仕上がりまでとても楽しいです。

オーダーサリーのデメリット

注文から完成まで時間がかかることが一番のデメリットですので、短期間の旅行者には難しいかもしれません。既製品のサリーと比べると、値段も高価になります。

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サリーの着方

サリーの着方は基本的に、ペチコートとブラウスを着た上に布を巻く、というそれだけです。

布の巻き方(着付け)は、サリーを購入する際にお店でも教えてくれます。また、地方やその時々の流行りによって巻き方は様々なバリエーションがあるので、一概に「これが正しいサリーの着方です」ということが難しいです。また布地に合わせて、出したい柄の面を強調する巻き方ができるとお洒落に見えます。

お店や仲良くなったインド人から教わったり、サリーの着方を紹介した動画を見たりして、自分にできる着付けに挑戦してみましょう。

サリーの着方を紹介した動画

最も一般的な基本の着方

ベンガリースタイル

グジャラティースタイル

まとめ

一口にサリーといっても、デザインから値段、着方まで本当に多くのバリエーションがあるものです。気にいるデザインや自分に合うサリーを1着手に入れて、インドの街を歩いてみるのはいかがでしょう?サリーを着れば洋服を着ていては味わえない、濃厚でステキな思い出と写真が増えるはずです!

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