満員電車ってホント？？インドで電車に乗る方法と注意点
インドの鉄道と言えば、車両の上に人が乗っていたり明らかにキャパオーバーになりながら走っている電車をイメージする方が多いのではないでしょうか？実際インドの鉄道は観光客だけではなく、現地で生活する人々の重要な交通手段として活躍しています。そのため、路線や乗る電車のクラスや種類にもよりますが、多くの方がイメージされる、大混雑している電車が多いです。
インドの鉄道は、時間通りに来なかったり、日本の鉄道と比較すると不便な点も少々ありますが、長距離の移動でも安く移動できるので、バックパッカーの方や、旅費を安く抑えたい方には大変おすすめです。一方で、地下鉄は近代化しており使い方をマスターするとバックパッカーでなくても大変便利だったりと、利用シーンに応じて使い分けることができます。今回はそんなインドの鉄道の乗り方を紹介していきます。
インドの長距離電車（寝台車）
インドの長距離列車を使用する場面は様々なケースが考えられますが、以下の理由に該当する方々には特におすすめです。
①とにかく安くインドの様々な都市を訪れてみたい。
②インド特有の寝台列車を体験してみたい。
③普通の人とは違った経験がしてみたい。
特に長距離列車は日本では絶対にできないような経験をすることができ、交通手段としてもインドにおいては便利なので、インドで長距離移動をされる方々は是非検討してみてください。では実際に旅行者がよく使う定番の長距離電車の定番区間を紹介していきます。
まずは、観光客がよく訪れる都市が集中する北インドからです。以下５都市が観光客が特に集中する都市です。
- デリー
- ジャイプール
- アグラ
- バラナシ
- コルカタ
これらの都市は全て北インドに位置していて、タージマハルやガンジス川といった定番観光スポットも上記５都市に存在します。
長距離電車（寝台車）の予約方法・乗り方
ではここで実際にインドの長距離列車の予約方法と乗り方について紹介していきます。まず予約方法についてですが、大きく分けて３つあります。
①街中にある旅行代理店で予約をしてもらう。
②WEBサービスやアプリで自分自身で予約する。
③自分で駅に行き、カウンターで直接チケットを発券してもらう。
大まかにこの三つがありますが、①はおすすめできません。
なぜならインドは悪徳な旅行代理店が乱立しており、日本人がぼったくりに遭う被害が多発しているからです。そのため自分で「Clear trip」というアプリをダウンロードするか語学力に自身のある方は自分で駅に行ってチケットを買う方法もあります。
しかし、前述した通り、インドの鉄道は現地の人々の重要な移動手段であり、大変混雑するため、当日窓口に行き、チケットを買おうとすると予約がいっぱいで買えないといったトラブルもある為、旅行日程が決まっている方は、あらかじめアプリで予約することをおすすめします。
長距離電車に乗る時の注意点
次に、インドの長距離列車に乗る際の注意点を紹介していきます。インドの長距離列車の注意点は大きく分けて３つあります。
治安について
長距離列車は様々な席のクラスがあり、低いクラスに乗る際は特にスリやなどの被害に遭う可能性が高いので注意が必要です。車内で、荷物をくくりつける為のチェーンが販売されているほどです。怖がりすぎる必要はありませんが、最低限注意は必要です。
ダイヤについて
大幅に到着予定時間から遅れて出発したり、日本の鉄道の常識が通用しないため、注意が必要です。実際４、５時間遅れて到着することも頻繁にあります。
乗り過ごしについて
インドの列車は基本的に車内放送がない為、マップで位置情報を確認するか目的地に着いたら周りの現地人の方に教えてもらうようにしましょう。もし乗り過ごしてしまうと長距離列車は目的地から大きく離れてしまう場合があるので注意が必要です。
食事について
長距離列車だと10時間以上乗車すること経路によってはありますが、食堂車がない場合もしばしばある為、食事をあらかじめ準備しておくことをおすすめします。
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インドの中～短距離電車
中～短距離電車を使う場面、通っているエリア
インドで中距離および短距離で電車を使う場面を紹介していきます。まず中距離ですが、「デリー」「チェンナイ」「ムンバイ」「コルカタ」といった都市には通勤などで使われる鉄道が走っています。中短距離列車は観光客にとってあまり馴染みがないかもしれませんが、運行頻度が高く５分から10分間隔で運行している為、地元の人が通勤で使う場面が多い為、インドの超満員電車を体験してみたい人にはおすすめです。
写真は現地の方が線路を横切りながら反対側の線路に向かう写真です。インドでは線路を横切り反対側のホームに向かうことも一般的です。
中～短距離電車の乗り方
中〜短距離列車の乗り方やチケットの入手方法については基本的に長距離列車と同じです。
中～短距離電車にの注意点
チケットを発券し実際に電車に乗ることになったら中〜短距離列車で注意が必要なのは、「転落事故」です。電車で転落事故と聞いてもイメージがしにくいかもしれませんが、インドの列車では基本的に扉がありません。その為、超満員電車では扉付近に乗っている人が転落してしまう事故が起きているのです。その為、中〜短距離列車に乗る際は出来るだけ車内に入るなどして注意が必要です。
インドの地下鉄
地下鉄を使う場面、通っているエリア
地下鉄を使う場面、通っているエリアを紹介していきます。インドで地下鉄が通っているエリアは、「デリー」「コルカタ」「バンガロール」の３都市には地下鉄が開通しています。
インドにおいて地下鉄を使う場面は、デリーなどの大都市で観光をする際に使用します。デリーは常に道路が混雑している為、渋滞を回避したい場合などに使用するのがおすすめです。インドの移動手段の主流である、「オートリキシャ」のように値段交渉をしなくても良いため、インドの値段交渉に疲れてしまった場合にも便利に使うことができます。
また地下鉄は５分間隔で概ね時間通りに運行しており、価格も一駅２ルピー（３円）ほどで、とても安いです。
地下鉄の乗り方
次に地下鉄の乗り方を紹介していきます。地下鉄に乗る際は駅に直接いって、券売機か窓口でチケットを購入します。窓口で購入する場合は自分の行きたい行き先を駅員に伝えて購入します。時折英語が伝わらない場合もあるので、行き先をあらかじめグーグルマップなどでマークしておくと便利です。チケットを購入したら、あとは日本と同じ要領で乗ればOKです。
地下鉄に乗る時の注意点
次に地下鉄に乗る際の注意点を紹介していきます。インドの地下鉄は近代的で快適ですが、車内放送がない場合がある為、乗り過ごさないように注意が必要です。日本の通勤ラッシュ同様混雑している為スリなどの犯罪には最低限注意が必要です。また、夜は駅や電車も少し治安が悪化するため注意が必要です。
また、デリーなど主要都市の地下鉄においては厳重な手荷物チェックをされます。危険なものを持ち込まなければ問題はありませんが時間に余裕を持って乗車することをおすすめします。
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まとめ
ここまでインドの鉄道について紹介してきましたが、インドの鉄道は日本の鉄道とは違う部分がありますが、上記の通り、長距離移動も可能なため使いこなせば、インド国内を安く移動することができ、大変便利です。また、近年開発が急速に進みデリーなどの大都市では近代的な地下鉄なども普及してきました。道路事情が悪いインドにおいて地下鉄を使いこなすことは旅をより快適にしてくれるでしょう。
日程的に余裕の方はなかなか長距離列車を経験することは難しいかもしれませんが、経験することができれば人生においてとても大きな経験になると思います。なので、安全面などに注意しインドの鉄道を便利に活用して欲しいと思います。
