プリーでおすすめの観光スポットと行き方
東インドに位置するプリーは「海沿いの街」という表現がしっくりくる街です。延々と続く砂浜には毎日たくさんの人々が訪れ、思い思いの時間を過ごしています。そう、ここプリーはゆっくりとした時間を過ごすことができる場所です。ベンガル湾を臨むプリーで穏やかな時を過ごしませんか。また、プリーはヒンドゥー教の聖地という顔も持ち合わせています。今回はそんな海辺の街プリーのおすすめの観光スポットと行き方を紹介します。
プリーへの行き方
プリーへのアクセスはコルカタのハウラー駅から列車に乗るのが良いでしょう。その場合、所要時間はだいたい8~9時間程です。ちなみに、チェンナイからですと、プリーに近い街ブバーネシュワルまで約20時間かかります。ブバーネシュワルからプリーまでは列車で2時間ほどです。
飛行機の場合、コルカタから1時間程でブバーネシュワルに着きます。そこからプリーまでは列車に乗ります。また、デリーからブバーネシュワルまでの飛行機は約2時間です。
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プリーの観光に必要な日数について
プリーにはそれほど多くの観光スポットはありません。なので、近くにあるコナーラクへ行くことを含めても、観光は一日で十分可能です。またはここから近いブバーネシュワルからの日帰りでの観光もいいかもしれません。
一方でプリーの魅力に惹かれた方は、長く滞在することも多いそうです。筆者がプリーにある日本人宿「サンタナ・ロッジ」に行った際には、プリーにハマって長くいる人たちがいました。
プリー内での移動手段について
プリーの街はそこまで広くないので、時間に余裕がある方は徒歩での移動も可能ですが街中にはオートリキシャが走っているので、それを利用するのもいいでしょう。
コナーラクへ行く場合には、バススタンドからバスに乗るか、オートリキシャで行くことができます。オートリキシャの方が確実に快適なので、まずはオートリキシャのドライバーと料金の交渉をしてみて、納得出来なければバスで行くことをおすすめします。ラフラジプール・アーティスト・ビレッジへはオートリキシャで行くことが出来ます。
プリーのバススタンドの場所
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ジャガンナート寺院
営業時間・定休日 | 5:00~22:00 年中無休 |
アクセス | プリー駅からオートリキシャで30分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 30分 |
ジャガンナート寺院は東インドのなかでも重要な聖地となっているプリーの顔です。毎年6月下旬から7月上旬ごろには「ラタ・ジャートラ」というお祭りが行われ、ここはたくさんの人でごった返します。高さ65mにも及ぶ塔を持ち、200m四方の広さを誇る寺院はこの街のシンボルです。
しかしながら、ジャガンナート寺院には残念なことにヒンドゥー教徒以外の人は入ることが出来ません。寺院内を見たい方は、近くにあるラグナンダン図書館の屋上から見ることが出来ます。
ゴピアス・ガウディヤ・マト
営業時間・定休日 | 年中無休 |
アクセス | ゴールデン・ビーチから徒歩10分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
ゴピアス・ガウディヤ・マトはゴールデン・ビーチの近くにあるヒンドゥー教の寺院です。観光スポットというよりは、地元の人々の寺院というイメージが強い場所だと著者は感じました。
寺院のなかには神様の像が祀られ、夕方になるとその像の前でお祈りが行われています。お祈りはそこにいる人々がクリシュナという神様の歌を合唱する形で行われていました。著者はそこにいて眺めていただけですが、とても和やかな雰囲気のお祈りで気持ちのよい空間でした。ぜひプリーに行った際には夕方のお祈りに参加してみて下さい。
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ゴールデン・ビーチ
営業時間・定休日 | 年中無休 |
アクセス | プリー駅からオートリキシャで20分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 2~3時間 |
プリーは長々と海岸が続いています。そのなかでも人気があるのが、ゴールデン・ビーチと呼ばれるエリアです。ビーチにはアイスクリームや軽食の屋台が並び、たくさんの人で賑わっています。ここでは海外からの観光客の姿も多々見かけられました。そして、ここで見た夕日は著者のなかでは、いままで見たどの夕日よりも美しいものでした。
このビーチの隣にはローカルなビーチがありますが、ゴミが多くとても汚いのでそちらには行かないことをおすすめします。
ラフラジプール・アーティスト・ビレッジ
営業時間・定休日 | 年中無休 |
アクセス | プリーからオートリキシャで30~40分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1~2時間 |
プリーからオートリキシャで30分程のラフラジプール・アーティスト・ビレッジは工芸の村です。この集落では工芸品を扱う工房が軒を連ねており、色づかいの綺麗な絵画や、神様の彫刻や木工品を作っています。
ここは美術館のように見てまわるだけでも楽しい村です。もし、気に入った作品があれば価格交渉してみましょう。小物もあるのでお土産を探しに行くのもいいかもしれません。絵や彫刻に興味のある方にぜひおすすめしたい観光スポットです。
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スーリヤ寺院
営業時間・定休日 | 6:00~18:00 年中無休 |
アクセス | バススタンドからコナーラク行きへ乗車で1時間またはオートリキシャで1時間 |
入場料金 | 550ルピー |
所用時間 | 1~2時間 |
コナーラクは綺麗なビーチと多くの寺院を見ることが出来る街です。そのなかでも際立った存在感を放つのがスーリヤ寺院です。スーリヤはヒンディー語で「太陽」を意味します。そう、ここは太陽神を祀る寺院なのです。寺院内には数々の大きな車輪の彫刻が配置されていますが、これらはこの寺院全体が神の馬車であるためだと言い伝えられています。
スーリヤ寺院には外国人観光客も入場可能です。ただし、所々で補修工事が行われているため、囲いのある所には近づかないように注意してください。
サンタナ・ロッジ
営業時間・定休日 | 年中無休 |
アクセス | プリー駅からオートリキシャで20分 |
宿泊料金 | ドミトリー 300ルピー 個室 350~1500ルピー |
サンタナ・ロッジは60年以上続いているインド最古の「日本宿」です。やはり、サービスが行き届いています。まず、ここでは日本食を食べることができます。オーダーすれば新鮮な魚の刺身まで食べることが出来るのです。また、日本人スタッフが常時いるので、旅行のトラブルや列車のチケットの手配なども気軽に相談できます。そして、ここには5000冊にも及ぶ日本語の本が置いてあり、借りて読むことができます。著者が滞在したときに確認しましたが、漫画や旅行記、小説も安部公房から又吉直樹までいろいろと揃っていました。
サンタナ・ロッジの宿泊者はほとんどが日本人です。きっと、様々な人と出会えるでしょう。ちなみに、サンタナ・ロッジはコルカタ、ヴァラナシ、デリーと日本の京都にもあります。
まとめ
私たち日本人にとって、インドはガンジス河の国というイメージが強くあると思います。しかし、地図でインドを見ていただければわかる通り、インドはとても海岸線の長い国です。そして、日本がそうであるように、インドの海も地域によって多彩な景色を見せてくれますし街によって雰囲気は様々です。ゆったりした雰囲気のある海が好きな方は、きっとプリーが気に入るでしょう。
ガンジス河の流れていないプリーにとって、海が沐浴の場であり、聖地です。プリーの広い海岸に照り映える夕日の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。ぜひ足を運んでいただきたい海辺の町のひとつです。