コルカタでおすすめの観光スポット8選
コルカタはインドの東にある都市です。もとの名前はカルカッタで、イギリスの植民地時代には重要な拠点となっていました。また、コルカタは大都市でありながら、今なお人力車が走っているなど、新と旧が共存している魅力ある都市です。イスラム教徒の多いバングラデシュとも近いため、ヒンドゥー教とイスラム教の文化や生活が混じりあった都市でもあります。
コルカタはインドのなかでも、特に強烈な都市です。それだけに、もしあなたが旅慣れていない場合には、コルカタから旅行を始めることはおすすめしません。しかし、コルカタのギラギラした「人間臭さ」には惹きつけられるものがあります。今回は、そんなコルカタのおすすめ観光スポット8選をご紹介します。
コルカタの観光に必要な日数
コルカタはバスやリキシャー、タクシーに加え、地下鉄があります。そのため、移動手段には困りません。しかも、ほとんどの観光スポットは地下鉄で行くことが出来ます。まるまる2日あればコルカタ観光は可能です。ただし、インド博物館をじっくりと見てまわりたい方はもう1日は確保したいところです。
注意点はリキシャーやタクシーの利用時です。コルカタは観光地として有名な都市なので、ドライバーは外国人観光客に慣れています。そのため、事前に料金の交渉をしないと高額な料金を要求されることがあります。しっかりと気を付けましょう。
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インド博物館
営業時間・定休日 | 3月~11月 10:00~17:00 12月~2月 10:00~16:30 定休日は月曜日、祝日 |
アクセス | 地下鉄 Park St.駅から徒歩5分 |
入場料金 | 150ルピー、カメラ持ち込み料 50ルピー |
所用時間 | 2~3時間 |
コルカタのインド博物館はインド国内で最も歴史のある博物館です。展示品はインド各地から集まった様々な宗教画や彫像から、動物や植物に関する展示まであり、その数は5万点にも及びます。
ゆっくりと見てまわると1日中楽しめます。博物館内では学生が彫刻を模写していたり、観光客が熱心に写真を撮っています。大きな荷物は博物館の隣にあるクロークで預けることができますのでバックパッカーの方は利用して下さい。
ヴィクトリア記念堂
営業時間・定休日 | 10:00~17:00(入場は16:30まで) 定休日は月曜日、祝日 |
アクセス | 地下鉄 Rabindra Sadan駅から徒歩10分 |
入場料金 | 150ルピー、庭園のみの入場は4ルピー |
所用時間 | 1~2時間 |
ヴィクトリア記念堂は名前の通り、イギリスを治めていたヴィクトリア女王がインド皇帝も兼ねていて、その記念に建てられたものです。記念堂の外観はアーグラーにある有名なタージマハルをモデルにして作られました。
きれいに整えられた庭園のベンチでは街の喧騒から離れて休憩することができます。また、記念堂のなかにある博物館ではインド各地から集められた美術品が展示されています。歴代のイギリス人インド総督の写真なども展示されているので、植民地時代のことを知るのにも最適な場所です。
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カーリー寺院
営業時間・定休日 | 4:30~10:30、16:00~22:30 年中無休 |
アクセス | 地下鉄 Kalighat駅から徒歩10分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
カーリー寺院ではヒンドゥー教のカーリー女神を祀っています。この寺院ではカーリー女神へ捧げるためにヤギの首をはねるという、衝撃的な儀式が毎日の早朝に行われています。珍しい儀式ですので、見たい方はぜひ足を運んでみてください。また、 カーリー・ガートt駅の出口から寺院まで人力車に乗ることができます。もし料金交渉をして納得できれば、乗るのもありです。
寺院内では、ガイドを申し出てお金を要求してくる人がいるので注意してください。また、お布施という形でお供え物や花を買わせようとする土産物屋が参道にあるので注意しましょう。寺院内は土足禁止です。
サダル・ストリート
営業時間・定休日 | 年中無休 |
アクセス | 空港からバスに乗りEsplanadeで下車、徒歩5分 または地下鉄 Esplanade駅から徒歩5分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
サダル・ストリートはコルカタの安宿街です。安いゲストハウスが集まっているため世界中の旅行者が行き交っています。近くにはニューマーケットという雑貨市場もあり、インド人の生活を垣間見ることができます。また、インド博物館も徒歩圏内です。
ただ、サダル・ストリートとその周辺は詐欺に会いやすいので、特に注意が必要です。著者もこのエリアのインド人のしつこさには困りました。日本語で話しかけてくる場合も多々あります。彼らには必ずなにか目的があって話しかけてくるので、無視するのが一番です。民族衣装などのお店に連れていかれて高い買い物をすることになるかもしれませんので、くれぐれも用心してください。
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マザーハウス
営業時間・定休日 | 8:00~12:00、15:00~18:00 木曜日定休 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間~数週間 |
マザーハウスはカトリック教会の聖人、マザー・テレサが活動していた場所です。マザー・テレサの亡き後も、この建物は残り、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。ここではシスターによる礼拝や、旅行者も参加できる様々なボランティア活動を行っています。興味のある方は事前にリサーチした上で足を運んでみてはいかがでしょうか。
マザー・ハウスには、マザー・テレサの亡くなる直前に作られた小さな像がおかれていますが、撮影は禁止です。
ナコーダ・モスク
営業時間・定休日 | 5:00~20:30(5:30、12:30、16:30、18:00の前後20分のお祈りの時間は信者のみ入場可能) 年中無休 |
アクセス | 地下鉄 M.G.Road駅から徒歩10分 または、エスプラネードの市電ターミナルからShyam Bazaaar行きかBelgachia行きに乗車 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
ナコーダ・モスクはコルカタで最も大きなイスラム教のモスクです。内部は吹き抜けになっていて、ホールがたくさんあります。モスクでは街の騒音から切り離された静寂のなか、毎日たくさんのイスラム教徒の人たちがお祈りをしています。
イスラム教徒ではない方も入場可能ですが、注意点があります。まず、肌の露出の多い服装は避けましょう。また、モスク内は土足禁止です。イスラム教徒のお祈りの時間があり、その間の非イスラム教徒の入場は出来ませんので注意してください。
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ビルラー寺院
営業時間・定休日 | 7:00~12:00、14:00~21:00 年中無休 |
アクセス | Accountants General Office前のバス停から徒歩10分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
ビルラー寺院はインドの大財閥であるビルラー家によって建てられた豪華なヒンドゥー教寺院です。古代インドと新時代の建築様式を組み合わせた寺院では夜間のライトアップも行われています。寺院内の様々な神様の彫刻やレリーフにも一見の価値があります。地下鉄沿線ではありませんが、コルカタ観光では外せないスポットのひとつです。
寺院の入口から先はカメラの持ち込みが出来ません。あらかじめカメラを宿に置いていくことをおすすめします。または、寺院の入口の警備員にチップを渡して預かってもらう方法があります。
パレシュナート寺院
営業時間・定休日 | 6:00~12:00、15:00~19:00 年中無休 |
アクセス | 地下鉄 Belgachia駅から徒歩5分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
パレシュナート寺院はジャイナ教の寺院です。大理石の寺院ときれいに整備された庭園は海外からの観光客にも人気があります。コルカタにある寺院のなかでは比較的に人が少なく、ゆったりと観光することができるスポットです。パレシュナート寺院の周辺には、ほかにも3つのジャイナ教寺院があります。他の寺院にも行ってみて、見比べてみるのもいいでしょう。
寺院内の撮影は禁止です。また、12:00~15:00の時間帯には入場できませんので注意してください。
まとめ
コルカタはとても騒がしく、詐欺も多い都市です。そして、生活感に溢れています。くれぐれも気を付けて観光してください。もしも疲れた時には、インド博物館や、ヴィクトリア記念堂、パレシュナート寺院などの静かなスポットに足を向けるといいでしょう。
生きるエネルギーに溢れたコルカタは、訪れた人に刺激を与える場所です。きっと、コルカタでは観光以上の経験が出来るでしょう。ハウラー駅に行く際には、ガートから船に乗って、景色をみながらフーグリー河を渡ることをおすすめします。