喫煙者必見!インドのタバコ事情
喫煙者の方は、インド旅行やインド出張に行く際に「インドでいつも通りタバコが吸えるのか?」ということを気にされるのではないでしょうか?
インドはまだまだ発展途上国のイメージが強く、タバコに関しては寛容だと思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。今回は、喫煙者の方がインドに行く前に知っておくべきインドのタバコ事情を、喫煙者の方が考えるであろう疑問に答えるかたちでご紹介します。
インドの街中でタバコは吸えるのか?
他の海外諸国と同様、インド国内では、レストランやホテルなどの屋内でタバコが吸えません。 稀に 、デリーなど都心部にある一部の外国人向けのバーでは屋内でタバコが吸える飲食店が稀にありますが、探すのが非常に困難なので期待しないほうが良いでしょう。
また、テラス席などオープンエアーの席がある飲食店でも基本的には禁煙になりますが、飲食店と客の暗黙の了解で、タバコが吸える場合があります。もし、オープンエアーの席で「No Smoking」という看板があっても実際に喫煙をしている現地人がいたら、お店の方に暗黙の了解で喫煙が許されているということです。どうしてもタバコが吸いたければ便乗して吸っても良いかもしれませんが、あくまで公的には喫煙が許されていないのでご注意ください。
一方、 一部の州を除くインド国内の公共の道路では、ほぼ自由に喫煙ができます。ただし、私有地や、公共の道路でも特別に「No Smoking」の看板が設置されている場所でタバコを吸うと施設の所有者・管理者の方に注意される可能性がありますので気を付けてください。日本でも「喫煙禁止区域」の看板が設置されている場合にタバコを吸っていると罰金になりますので、それと同じだと思ってください。
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インドの街中はタバコを吸いやすいのか?
インドの街中では、屋内を除けばタバコを吸えるエリアが多いものの、吸いやすいか吸いずらいかで言うと「吸いずらい」です。
理由としては、インド国内で喫煙している人が少ないためです。インド国内では火を使わない「噛みタバコ」が主流で、「紙タバコ」を吸っている方はほとんどいません。しかも、現地人ならともかく肌の色が違う日本人がタバコを吸っている現地人にジロジロ見られ、せっかくの喫煙タイムに落ち着かない思いをします。ちなみに、インド人の女性でタバコを吸っている人はほとんどいません。そのため日本人女性がインドでタバコを吸っていると、男性よりもジロジロ見られますので喫煙者の女性でインドへ行く方は覚悟をしておいた方が良いかもしれません。
また、タバコが吸える場所だからといって、ホテルなどの施設を除き灰皿が用意されている場所は少ないです。日本の場合はタバコが吸える場所には必ず灰皿がありますが、インドでは灰皿がないためタバコを吸える場所なのか、そうじゃないのかを判断しずらいということです。喫煙者の方は携帯灰皿を必ず持って行きましょう。
インドの空港でタバコは吸えるのか?
インド国内の空港では、搭乗手続き後のエリアで喫煙ルームが設けられています。日本のように空港内に喫煙ルームが複数あるわけではないので、広い空港内で見つけたらすぐに入ることをおすすめします。
また、インド国内発の飛行機では国際線、国内線問わずライターやマッチが持ち込み禁止です。荷物チェックの際に、バッグにライターやマッチが入っていると、容赦なく没収されますので、大事なライターやジッポを愛用されている方は日本に置いていくようにしましょう。
「あれ?じゃあどうやって搭乗手続き後にタバコを吸うの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?インド国内の喫煙ルームには、タバコに火をつける装置が備え付けられています。ボタンを押しながら、タバコの先を装置の穴に押し付けるとタバコに火がつく仕組みになっています。
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インドにタバコはどれくらい持ち込めるのか?
日本の空港の中にある免税店では、タバコが安く購入できるので、海外へ出発する前に必ず1人1カートン、購入していく喫煙者の方が多いのではないでしょうか?そのような方は、インドに行く際に注意が必要です。
日本航空の公式HPによると、2019年8月現在インド国内へのタバコの持ち込みは紙巻きたばこで100本までと制限がされております。つまり、1箱20本の紙タバコであれば、5箱までしか持ち込むことができません。※IQOSなどの電子タバコも紙巻きのカートリッジであれば同様の扱いになります
日本国内の空港免税店でタバコ1カートン(200本)を購入してインドに持ち込むことは出来ないので、インド国内でタバコを吸いたければ空港でチェックインをする前にお気に入りのタバコを5箱以内で購入し、持って行くようにしましょう。
インド国内でタバコを購入できるのか?
インド国内でタバコの購入はできます。インドの街中にはタバコ専門店があり、インドで主流な噛みタバコの隅で紙タバコが販売されています。タバコ専門店と言っても、見た目は小さな屋台なので、タバコを買いたい方は見逃さないように注意して街を歩いてください。マッチも10円以下で売っているので空港でライターを没収された方はここで購入しましょう。
タバコの値段は、ブランドにもよりますが100ルピー~350ルピー(150~550円)程度です。インドのブランドのタバコは安く、マルボロなどの海外ブランドの場合は高い傾向があります。海外ブランドのタバコの値段は、ほとんど日本と変わらないのと、 街のタバコ専門店で販売されているタバコの銘柄はインド国内のブランドが多く、海外ブランドはあまり置いていないことが多いので、タバコの銘柄にこだわりがある方は日本で制限本数以内で購入して持ち込むことをおすすめします。
インドの空港内の免税店でも、日本と同様にカートン単位でタバコが販売されています。ここでは海外ブランドのタバコが多く販売されています。値段は日本の空港内の免税店と変わらないか、少し高いくらいと考えてください。また、インドのタバコはパッケージには、タバコの健康被害を表現したグロテスクな写真がプリントされていますので、メンタルが弱い喫煙者の方には辛いかもしれません。
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インド旅行中に禁煙してみる
インドは、タバコの持ち込み本数が制限されているのに、現地ではお気に入りの銘柄が手に入らない、吸う場所も気を遣う、フライト時間が長いためタバコを吸えずにイライラする、など喫煙者にはあまり快適とは言えません。
インド旅行中にいっそのこと禁煙にチャレンジをしてみてはいかがでしょうか?最近は、VAPEなどニコチン、タールを含まない電子タバコが増えてきましたので口寂しくなった時もVAPEのような代替品によって禁煙を成功させる方が多いそうです。
まとめ
いかがでしょうか?これを読んでいる喫煙者のあなたは「インドでは日本と同じようにタバコを楽しめないな」と思われたのではないでしょうか?確かに、喫煙者の方にとっては日本よりも厳しい環境かもしれませんが、少しでもストレスを軽減できるよう、喫煙者の方がインドへ行く前に準備すべきことをまとめましたので出発前に見返してみてください。
- お気に入りのタバコ銘柄は、日本の空港でチェックインする前に”5箱以内”で購入しておく
- 携帯灰皿を持って行く
- お気に入りのライターやジッポは持って行かない
- 電子タバコを持って行く方は充電器を忘れずに
- インド旅行中は禁煙することも検討してみましょう