プシュカルってどんな街?おすすめの観光スポットと行き方をご紹介
北インドにあるプシュカルは湖のある聖地として有名です。この街には特別な点があります。それは祀っている神様についてです。インドでは、世界の創造神であるブラーフマー神、維持神であるヴィシュヌ神、破壊神であるシヴァ神が3大神として崇められています。そして、ここプシュカルはインドのなかでも唯一、ブラーフマー神を主神として祀っています。
プシュカルはアーティスティックな雰囲気のある街で、オシャレな街並みは欧米の旅行者からも人気があります。湖を中心にしてカフェや雑貨店が立ち並んでいて、街歩きが楽しい場所です。また、キャメルサファリが盛んな地なので、ラクダに乗ることもできます。今回は湖の聖地プシュカルのおすすめの観光スポットと行き方を紹介します。
プシュカルへの行き方
プシュカルは 有名観光地であるデリー、ジャイプール、ジョドプールからは比較的アクセスしやすい街です。 プシュカルは小さな街であるため列車は通っていません。なので、列車で行く際には、それらの都市からプシュカルの隣にあるアジメールという都市で降り、そこからバスに乗ります 。
デリーからアジメールまで7時間、ジャイプールからは3時間、ジョドプールからは5時間程です。アジメールからプシュカルまではバスで約40分です。
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プシュカルの観光に必要な日数について
地図を見てわかるように、プシュカルはとても小さな街です。観光スポットもそれほど多くはないので、2日あれば観光は可能です。かといって、プシュカルは車の通りもなく静かなところなので、ゆっくりと過ごすのもいいと思います。
湖を見下ろせるカフェへ行ってみたり、高台にあるお寺で景色を眺めたりと、リフレッシュできるのもプシュカルの魅力の一つです。大きな街で疲れたときに寄るのにもここは適した街でしょう。
プシュカル内での移動手段について
プシュカルでの中心は聖なる湖でその周辺には宿や食堂がたくさんあり、賑わっています。プシュカルの観光スポットは湖から近いものがほとんどなので、プシュカルでの観光は徒歩移動で問題ありません。
また、プシュカルでは中心街の道幅も狭く、リキシャーは走っていません。もし、プシュカルを拠点として少し遠出をするのであれば、バスを利用するか宿で車の手配をしてもらうといいでしょう。宿によっては従業員の人がバイクに乗せてくれることもありますので、現地で確認してください。
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プシュカル湖
営業時間・定休日 | 24時間営業 年中無休 |
アクセス | アジメール行きのバス停から徒歩5分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 2~3時間 |
プシュカルの聖地たる所以はこの湖にあります。プシュカル湖にはブラーフマー神が蓮華を落としたところが湖になったという伝説があります。たくさんのガート(岸)があり、沐浴をしている人が目に付きます。夕暮れ時には湖が赤く染まりとてもきれいです。また、湖の周りでは太鼓や笛の演奏をしている人たちもいて、見物客も盛り上がっていることがよくあります。
西側にあるガンディー・ガートは賑わっていますが、観光客に花を渡したり、手に紐を巻いてきてお金を要求してくる人がいるので注意しましょう。それから、土足禁止のガートもあるので気を付けてください。
ブラーフマー寺院
営業時間・定休日 | 6:30~20:30(冬季) 6:00~21:00(夏季) 年中無休 |
アクセス | プシュカル湖から徒歩約10分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
ブラーフマー寺院はその名前の通り、ブラーフマー神を主神として祀っている寺院です。14世紀に建てられた大理石の美しい寺院はプシュカルで一番人気があります。
ここでは夕方と早朝にお祈りの儀式が行われています。ヒンドゥー教徒の人たちが真剣にお祈りをしている姿には厳粛な雰囲気があります。尚、寺院は土足禁止ですので、入口で靴を脱いで入りましょう。また、寺院での写真撮影は禁止されています。
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サーヴィトリ・マタ寺院
営業時間・定休日 | 5:00~12:00 16:00~21:00 年中無休 |
アクセス | プシュカル湖から徒歩25分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 2~3時間 |
サーヴィトリ・マタ寺院はブラーフマー神の妻である太陽の女神サーヴィトリを祀っている寺院です。山の山頂にあり、とても見晴らしの良い観光スポットです。夕日のスポットでもあるためぜひ足を運んでみてください。
山頂へは歩いて登ることもできますが、7:30~20:00の間にはロープウェイを利用することもできます。往復90ルピーで乗れるので利用することをおすすめします。また、ここには猿がたくさんいるので、荷物などに注意してください。
ガヤトリ・マタ寺院
営業時間・定休日 | 6:00~21:00 年中無休 |
アクセス | プシュカル湖から徒歩25分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 2時間 |
プシュカル湖を中心として、サーヴィトリ・マタ寺院のちょうど反対側にガヤトリ・マタ寺院があります。こちらも山頂にある寺院で、ブラーフマー神のもう1人の妻である愛の女神ガヤトリを祀っています。ブラーフマー神のお寺を挟んだ2つの山に向かい合って建っているのは何か因縁がありそうです。
ガヤトリ・マタ寺院の山にはロープウェイがありませんが、サーヴィトリ寺院よりも標高が低く、ハイキング気分で登るには絶好の観光スポットです。見晴らしの良さはこちらも負けていません。そしてこの寺院には猿はいませんが、山羊がいます。山道は角度が急なので、足元に注意して登ることをおすすめします。
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Raju Terrace Garden Restaurant
営業時間・定休日 | 8:00~22:30 年中無休 |
アクセス | プシュカル湖の目の前 |
予算 | 300~800ルピー |
所用時間 | 1~2時間 |
プシュカル湖の周りにはカフェがたくさんありますが、その中でも人気なのが湖の北側にあるRaju Terrace Garden Restaurantです。店内はオシャレに飾り付けられており、屋上からはプシュカル湖を見渡すことができます。
また、メニューも豊富にあり、インド料理だけでなくパスタやピザなどのイタリアンも楽しめます。もちろん、ケーキやフルーツもあります。湖を眺めながらゆっくりしたい時におすすめの場所です。
キャメル・フェア
開催期間 | 10月~11月の間の1週間 |
アクセス | プシュカルの街全体 |
予算 | 無料 |
所用時間 | 1~2時間 |
プシュカルはラクダに乗って砂漠を歩くキャメルサファリが盛んな場所です。 キャメル・フェアはラクダのお祭りです。 年によって日程が変わりますが、だいたい10月から11月までの間に行われています。11月の満月の日が最終日です。お祭りの間には、プシュカルの街が約5万頭のラクダと、ラクダを売買する商人たちやたくさんの観光客で賑わいます。お祭りではきれいに飾り付けられたラクダたちによるパレードや大道芸などの催しがありとても盛り上がります。日程を確認したうえで、ぜひプシュカルへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
著者も実際に街の中心近くでもラクダを移動させている場面に遭遇しました。キャメルサファリは街中の旅行会社やネットでツアーに参加することができます。注意点としては、夏場は熱すぎるため、キャメルサファリに参加する際には11月から2月頃に行きましょう。期間中には宿泊施設が満室となるため、事前に予約することをおすすめします。
まとめ
プシュカルは静かで小さな聖地です。そして、自然が豊かな街でもあります。2つの山の山頂は景色を遠くまで見渡すことができ、とてもリフレッシュ出来る場所でした。そして、プシュカル湖に映える夕日もきれいでした。ブラーフマー神を主神として祀る寺院、オシャレな街並み、などプシュカルは特色ある街なので、ぜひ皆さんも訪れてみてください。