インドで英語は通じる?現地で通じるか検証してみた。
インドの言語についてあなたはご存じですか?
公用語であるヒンディー語以外に使える言語はあるか、日本語や英語はどこで使えるのかなど現地体験を交えて徹底解説します。
インドに行く前に覚えておくと便利なフレーズやインドで使える便利な語学本などもご紹介。インドの言語について不安な方は必読です。
インド ・インドの公用語は?
インドの公用語はヒンディー語です。歴史的にはアラビア語やペルシア語から派生して、インドのデリーを中心にヒンディー語が広がりました。
インドに行くと、街の看板などには呪文のような文字が、、これらのほとんどはインドの公用語であるヒンディー語です。
呪文のような文字は 「デーヴァナーガリー文字」と呼ばれ、英語と同様左から右に読みます。 母音と子音で文字が分かれており、それらを組み合わせて文章にするようです。
また、インドの識字率は2011年時点で75%となっています。日本ではほぼ100%と言われていますが、やはり先進国の日本と比較すると低い点から、インド国内の経済事情が見えてきますね。
本格的に ヒンディー語を覚えたい!という方はぜひこちらをご覧ください。
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インド人が喋れる外国語について
現地のインド人は母国語の言語以外、例えば英語や日本語を喋れるのかについてご説明します。結論、インド人のほとんどのは英語も日本語も喋れません。これは、インドに限らず日本で英語を喋れる人や ヒンディー語を喋れないのと同じです。
インドの初等教育・中等教育では、その州の独自の言語、ヒンディー語、英語、3言語を習いますが、日本と同様に教育課程で英語を学習しても喋れるかというとそれは別問題です。
次に、実際に筆者が体験した現地の体験をもとに、日本語や英語が通じるのかを シーン別にご紹介します。
インドで英語・日本語が通じる場面
オートリキシャ・タクシーの運転手
インドのオートリキシャやタクシーの運転手は価格交渉をしてから乗ります。そのため、価格交渉やどこまでいくか?などについては英語でコミュニケーションをとることが可能です。
ただし、それ以外の話について英語で喋れる人も存在します。純粋に海外旅行者を多く受け入れているために英語やその他の言語を熟知している運転手もいますが、そうでない場合も多いので注意が必要です。
仲良くなってお土産屋に連れていきたい、乗車料金を多く取りたい、ナンパをしたい、などの目的で英語をマスターしている運転手も少なからずいます。あまりにも英語で頻繁に話しかけている運転手には要注意です。
ちなみに日本語を喋れる運転手はほとんどいません。ちゃんとしたルートで契約したガイド以外で日本語を喋れる運転手は非常に注意が必要だと思ってください。
ホテルのスタッフ
ホテルのスタッフはほとんどが英語を喋れます。日本語を喋れるホテルスタッフも存在しますが三ッ星以上の高級ホテルに限られると思います。
また、ホテルで英語を喋れるのはフロントなど接客をメインで担当するスタッフのみです。配膳担当や、お掃除をしているスタッフには英語が通じないので要注意。もし困ったらフロントに連絡すれば英語で対応をしてくれます。
レストランのスタッフ
日本人観光客が入るような中級~高級なレストランであれば、英語を喋れるスタッフがいることがほとんどです。
日本語についてですが、筆者はレストランのスタッフで日本語を喋れるスタッフに出会ったことはありません。(超高級レストランや、日本食レストランなどでは出会えるかもしれません。)
街で声をかけてくるインド人
「こんにちはー」
「元気ですかー」
「トモダチトモダチ」
などの日本語で声を掛けてくる人に、インドに たまに 遭遇します。これらの人は95%怪しいと考えてください。
筆者はインドのガンジス川付近で遭遇しました。「タダでガンジス川を案内してあげるから、おいでよ」などと言って近づいてきます。
これらは嘘です。タダより高いものはありません。また、英語で話しかけられたからといって油断してはいけません。日本人は騙されやすいと思われています。何か違和感を感じたらすぐに「No, Thank you」と言って振り切ってください。
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インド国内で方言はあるのか
インドの公用語はヒンディー語ですが、正確には地方によって言語は違います。インドの国土は日本の約9倍です。それだけ大きいエリアであれば言語が違うのは当たり前かもしれません。
インド国内での方言は約2,000種類と言われております。日本人の私たちが聞いたらすべて同じ呪文のように聞こえるかもしれませんが、日本でいう方言と同じように現地の人同士でも聞き取りずらい場面があるそうです。
また、方言とは違いますがインドには週ごとに公用語が存在します。こんなに多くの公用語が存在するとは、さすが巨大国家インドです!
アッサム語(アッサム州)
ウルドゥー語(ジャンムー・カシミール州)
英語(アルナーチャル・プラデーシュ州、アッサム州、ナガランド州、西ベンガル州、メーガーラヤ州)
オリヤー語(オリッサ州)
カンナダ語(カルナータカ州)
グジャラート語(グジャラート州)
コク・ボロック語(トリプラ州)
コンカニ語(ゴア州)
タミル語(タミル・ナードゥ州)
テルグ語(アーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州)
ネパール語(シッキム州)
パンジャーブ語(パンジャーブ州)
ヒンディー語(ハリヤーナー州、ジャールカンド州、マディヤ・プラデーシュ州、チャッティースガル州、ウッタル・プラデーシュ州、ウッタラーカンド州、ヒマーチャル・プラデーシュ州、ラージャスターン州、ビハール州)
ベンガル語(西ベンガル州、トリプラ州)
マラーティー語(マハーラーシュトラ州)
マラヤーラム語(ケーララ州)
ミゾ語(ミゾラム州)
メイテイ語(マニプル州)
出所:Wikipedia
インド旅行時に覚えておくといい言葉
インドに行ったら現地の言葉で想いを伝えたい!そんな方のために、基本的なコミュニケーションで使えるヒンディー語でを教えます。
基本的な返事
はい 「ジー ハーン」
いいえ「ジー ナヒーン」
こんにちは!とその他のあいさつ
こんにちは「ナマステ」
ちょっと丁寧なこんにちは「ナマスカール」
お元気ですか「メーン ティーク フン」
お店で使えるヒンディー語
すみません「バイヤー」
〇〇をください「〇〇ディージエ」
いくらですか?「キトナーへ?」
感謝を伝える言葉
ありがとう「ダンニャワード」
美味しかったです「マザー アーヤー」
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(対策1)インドでポータブル翻訳機を使う
最近はGoogle翻訳のスマホアプリなどで、音声翻訳ができるものの、現地では地図などをスマホ画面で見せながら会話をすることが多いためスマホアプリだと不便な場面が多いです。
Google翻訳とGoogleマップをスマホで行ったり来たりしなくても現地で会話をできる、便利なアイテム。それがポータブル翻訳機です。
ポケトーク
CMでもお馴染みのポケトーク。コロンと可愛いシルエットも人気で、SNSでも話題になってる商品です。ヒンディー語にも対応していますので英語が通じない場面が多いインド旅行のお供としておすすめです。
ポケトークをレンタルで利用する
ポケトークを購入する場合、定価で26,870円。少ない旅行のために購入するには少々お高い、、と思われる方はぜひ購入前にお試しレンタル してみて下さい。1週間借りても5,280円なので、インドで言葉が通じないことから起こるトラブルのリスクヘッジとしてはお安いと思います。
(対策2)インド旅行前に英会話を勉強する
インド旅行をするのであればは、日常英会話ぐらい喋れていた方が便利です。最近では、オンライン英会話や英会話をトレーニングするアプリなども増えてきましたが、英会話を学ぶための時間をあまり取れない方はネイティブイングリッシュがおすすめです。 ネイティブイングリッシュなら、1日6分聞くだけで英会話をマスターできるので通勤時間や、移動中にも学習が出来て便利です。
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(対策3)指差し会話帳を利用する
インド現地でのコミュニケーションを円滑にしたい、加えてインドに行く前に少しヒンディー語を覚えたい!そんな方におすすめの本をご紹介します。