デリーからバラナシの移動は飛行機がおすすめ!移動方法3つを紹介
インド旅行をする人ならば、誰もが一度は訪れたいと思うのがガンジス川のある町・バラナシです。バラナシは北インドに位置しており、日本から訪れる際はデリーを経由するのが一般的です。デリーから東へ、距離にして約800km離れており、日本でいうと東京-広島間に匹敵します。その旅程は様々ですが、主に飛行機・電車・バスに分けられます。それぞれの移動手段のメリットやチケット手配の方法などをご紹介します。
デリーからバラナシへ飛行機で移動する方法
出発地と到着地 | 発 インディラ・ガンディー国際空港 着 ラール・バハードゥル・シャストリ空港 |
移動費用 | 2,000ルピー~ 時期によってが変動あります |
移動時間 | 約1時間20分 |
インドの飛行機といえば、定刻通りに出発しない、欠航する、といったイメージがあるかもしれません。しかし最近は、悪天候などの気象条件を除けばLCCでもきちんと時間どおりに運行することがほとんどです。他の移動手段に比べると割高ですが、その分移動時間が短いため、短期間でより安全にバラナシへ行くには飛行機移動が大変おすすめです。
デリー・バラナシともに空港の中に入るためにはEチケットの提示が必要となります。空港入り口の係員がパスポートとEチケットを照合し、チェックを入れながら確認するため、スマホの画面よりはプリントアウトして持ち歩いていたほうがスムーズにいくでしょう。
国内線ではありますが、インドの空港では、空港内に入る際・チェックインや手荷物検査の際など、どこも行列ができますので2時間前に到着していることをおすすめします。ラール・バハードゥル・シャストリ空港から出発の際は、チェックインカウンターに並ぶ前に預け荷物のX線検査が必要になります。チェックインの列とは別になりますのでご注意ください。
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デリーからバラナシへ電車で移動する方法
出発地と到着地 | 発 ニューデリー・New Delhi(NDLS)駅 Anand Vihar Terminal駅 着 バラナシ・Varanasi Junction(BSB)駅もしくは マンドゥアディ・Manduadih(MUV)駅/ ムガルサラーイ駅・Pt.Deen Dayal Upadhyaya Junction(DDU)駅から乗り継ぎ |
移動費用 | 座席数やエアコンの有無などグレードや時期によりますが300~3,000ルピー前後 |
移動時間 | 8~17時間 |
インドの長距離列車には寝台車と準高速列車があります。寝台車は10駅以上停まりながら進むものもあり、停車駅が多い分遅延が出やすくなっています。準高速列車Varanasi Vande Bharat Expressは2019年2月に開通した新しい電車で、停車駅も少なく、デリー・バラナシ間を約8時間で移動します。ただ、一日に1便しかなかったり曜日が決められているためこちらを利用したい場合は早めに予約を取る必要があります。
長距離列車のチケットは当日購入ができないため、事前の予約が必要です。チケットを購入するためには、代理店を通す方法、駅の外国人専用窓口で購入する方法、Webから購入する方法があります。
代理店を通すと、日本からも確実にチケットを確保できますが、手数料がかかるため割高となります。英語に不安がある、駅まで事前にチケットを購入に行くことができない、Webの登録がうまくいかないといった場合に利用するとよいでしょう。
駅の窓口で購入する場合は、外国人専用窓口がありますので、英語で予約を取ることができます。インドの鉄道は満席になることが度々ありますので、旅程の候補を何パターンか準備しておきましょう。駅周辺には声をかけてくるインド人が大勢いますが、彼らの案内に従うと偽の窓口に連れていかれたり旅行代理店に連れていかれることがありますので、声をかけてくる人は相手にしないことが得策です。カード対応可能の表記があるにもかかわらず現金のみしか受け付けてくれなかったなどの情報もありますので、必要最低限現金も準備しておくと安心です。
Webから予約をする場合は、IRCTC(Indian Railway Catering and Tourism Corporation)という、インド鉄道会社のアカウントが必要となります。登録が手間ではありますが、わざわざ駅にチケットを買いに行く必要がないため、バラナシに限らず、インド国内を列車で移動しようと考えている方は一度登録してみてください。Clear tripなどのオンライン旅行代理店を利用する際にもIRCTCのアカウントが必要になります。 列車の旅は時間が思い通りにいかないことが多々あります。バラナシに夜中についた場合はどうするか、また、電車が定刻通りに来なかった場合はどうするかなど、もしもの場合に備えて駅周辺の時間をつぶせるスポットをあらかじめ調べておくとよいでしょう。また、ニューデリー駅は、空港からつながるメトロの駅と、長距離列車用の駅があるため間違えないよう注意しましょう。
デリーからバラナシへバスで移動する方法
出発地と到着地 | 発 利用するバス会社により異なりますが、それぞれのバス会社のオフィスの前や、EDM mall anand viharというショッピングモールの前・Akshardam メトロ駅など予約の際に数か所から選ぶことが可能です。 着 バラナシ駅周辺 |
移動費用 | 1階席か2階席か、シングルかダブルか、バス会社などによって異なりますが500~2,000ルピー前後 |
移動時間 | 16時間前後、ただし交通状況によって変わります |
安価に移動できる手段として、現地の人やバックパッカーなどに多く利用されるのがバス移動です。予約はバス会社窓口や旅行代理店、Webからも予約ができます。列車予約の際と同様、手数料が高くかかったり、窓口へ行くまでの手間を考えるとWeb予約がおすすめです。
Redbusや Travelyaariなどのサイトからオンライン予約が可能です。予約の際に乗車・下車の場所、グレードを選ぶことができます。エアコン完備のバスもありますし、バスによってはWifiや充電が使えたり、ミネラルウォーターのサービスがあることもあり、予約の際にアメニティを確認することができます。日本の高速バスのような、座席をリクライニングにして移動するシーター席もありますが、スリーパー席だとフルフラットで足を伸ばして横になることができます。カーテンなどで区切られているためプライベート空間も守れるようになっていますし、女性専用の席もあるため女性の方は予約の際に確認してみてください。
インドの交通事情はとても悪く、寝台バスで横になっていても大変揺れるため、二階席よりは一階席のほうが安全です。車酔いしやすい方は酔い止めがあるとよいかもしれません。安価な移動手段のためどんな人が乗り合わせるかわかりませんので、荷物をしっかり管理する必要があります。ワイヤーやダイヤルロックなどスリ対策をしっかりとしてください。また、スリーパーのダブル席というのは隣に誰が来るかわかりませんので、複数名での旅行であれば、ダブル席の利用もよいですが、一人旅の場合はシングル席を選ぶようにしたほうが無難です。
エアコン完備のバスがほとんどですが、エアコンの効きが大変良いため羽織るもので防寒対策が必要となります。また、目的地についてもバス内で案内がないという情報もありますので、Wifiがあるバスであれば位置情報を確認したり、運転手に降りたい場所をアピールするとよいでしょう。
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まとめ
インド国内の移動で何を経験したいかにもよりますが、デリー、バラナシ間の移動は飛行機が時間的にも体力的にも大変便利な方法といえます。バスや列車は基本的にかかる時間が長いのに加え、遅延がつきものですので時間に余裕のあるかた、またそういったトラブル含めてインド旅行、として楽しめる方におすすめです。費用的な面でも、バスや列車でグレードの良い席を選んだり時期によっては飛行機とあまり変わらないこともありますので、様々な面を比較して旅程を組んでみてください。