チェンナイでおすすめの観光スポット8選
チェンナイは「南インドの玄関口」であり、とても穏やかな都市です。また、南インドの特色のひとつであるキリスト教の浸透はここチェンナイにも健在で、多くの教会を見ることができます。そして、チェンナイには世界で2番目に長いビーチであるマリーナ・ビーチもあります。
南インドのチェンナイは北インドにある有名な観光地と比べると、観光客への対応も穏やかなのでゆったりと観光したい方にもおすすめの都市です。今回は、南インドの中心都市であるチェンナイでおすすめの観光スポット8選をご紹介します。
チェンナイの観光に必要な日数について
チェンナイはとても移動が容易な都市です。そして、観光スポットの多くがマリーナ・ビーチから徒歩圏内にあるため、効率的にまわることが可能です。それに加え、チェンナイの中心部では、インドの都市では珍しくバス停がしっかりと設置されています。また、タクシーやオートリキシャも走っています。
これだけ交通インフラの整ったチェンナイ。バスや列車を上手く利用することで、1日で観光スポットを巡ることもできます。それでも最低2日は日数を確保して、ビーチや歴史ある街をゆっくりと散策してみることをおすすめします。きっと、北インドとは異なる魅力を堪能することができるはずです。
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パルタサラティ寺院
営業時間・定休日 | 6:00~12:30 16:00~21:30 年中無休 |
アクセス | Thirumayilai駅から徒歩10分 またはバス Ice House 下車、徒歩10分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
パルタサラティ寺院はインド神話のクリシュナ神を祀っている寺院です。クリシュナ神はヴィシュヌ神の化身です。ちなみに、ヒンドゥー教ではシヴァ神、ヴィシュヌ神、ブラーフマー神が3大神とされています。
そんなクリシュナ神を祀るパルタサラティ寺院ですが、寺院内にはヒンドゥー教徒しか入場できません。それでも、8世紀に作られた巨大な寺院には一見の価値があります。中庭までは入れますので、ぜひ歴史ある寺院の彫刻をご覧になって下さい。また、土足は禁止ですので、入口で靴を預けて入りましょう。
サントメ大聖堂
営業時間・定休日 | 6:00~20:00 年中無休 |
アクセス | Thirumayilai 駅から徒歩20分 またはバス Santhome下車、徒歩5分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
サントメ大聖堂はイエス・キリストの12使徒の1人、聖トーマスの墓の上に建てられた教会です。聖トーマスはチェンナイに布教に来て、この地で亡くなりました。いまでも教会には海外からの観光客も含め、多くの参拝者が訪れています。
19世紀に立て直された美しいゴシック様式の教会にはキリスト教徒でなくとも入場できます。ここチェンナイには他にもキリスト教の教会がいくつもあるので、建築物を比較するのも面白いでしょう。
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マリーナ・ビーチ
営業時間・定休日 | 24時間 年中無休 |
アクセス | Light House 駅から徒歩5分 またはバス Swami Vivekananda House 下車 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1~2時間 |
マリーナ・ビーチはチェンナイにある世界で2番目の長さを誇るビーチです。ビーチでは小さなメリーゴーランドや大道芸も催されており、それらを見物しながらの散策も愉快でした。また、魚やカニなどの海産物の屋台や、雑貨を扱う露店もあります。
ビーチの前の道路沿いには記念碑やマハトマ・ガンディーの像も建っているので、歩いてみることをおすすめします。地図を見るとわかりますが、サントメ大聖堂やカーパーレーシュワラ寺院も徒歩で行くことが可能です。マリーナ・ビーチは遊泳禁止ですので注意してください。
カーパーレーシュワラ寺院
営業時間・定休日 | 5:00~12:00 16:00~21:30 年中無休 |
アクセス | Thirumayilai駅 から徒歩10分 またはバス Mylapore Tank 下車、徒歩5分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
カーパーレーシュワラ寺院は破壊神であるシヴァ神を祀っています。7世紀にタミル人の王朝によって建てられたこの寺院。とてもカラフルで見応えがあります。入口の大きな門にもたくさんの彫刻が彫られていて、その精巧さにも圧倒されます。
パルタサラティ寺院同様に、寺院の内部へはヒンドゥー教徒しか入れません。また、写真撮影や土足での入場も禁止されています。また、寺院の周辺には花などを買わせようとする人がいますので、いらない場合には無視しましょう。
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ラーマ・クリシュナ・マト寺院
営業時間・定休日 | 5:00~11:45 15:30~21:00 年中無休 |
アクセス | Thirumayilai駅 から徒歩15分 またはバス Mylapore Tank 下車、徒歩10分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
ラーマ・クリシュナ・マト寺院はインドの宗教家であるラーマ・クリシュナの宗派の寺院です。彼の弟子である、スワミ・ヴィヴェーカーナンダによって19世紀に建てられました。寺院は丸みを帯びて落ち着いた 造りになっています。そして、静寂に包まれた寺院内では、人々が自由にお祈りや瞑想を行っています。
ラーマ・クリシュナ・マト寺院はカーパーレーシュワラ寺院から徒歩10分ほどの距離にあります。瞑想に興味のある方はチェンナイに行ったさいに足を運び、瞑想に参加してみてはいかがでしょうか。こちらの寺院でも内部の写真撮影は禁止です。
セント・ジョージ要塞
営業時間・定休日 | 9:00~17:00 金曜、祝日定休 |
アクセス | Chennai Fort 駅 から徒歩15分 またはバスSecretariat下車、徒歩5分 |
入場料金 | 100ルピー |
所用時間 | 1~2時間 |
セント・ジョージ要塞はインドがイギリスの植民地であった時、イギリス軍の基地として築かれました。敷地内にある要塞博物館では、イギリス植民地時代の武器や硬貨、ヴィクトリア女王や歴代インド総督の肖像画などの貴重な展示があります。また、要塞のなかにはセント・メアリーズ教会があります。チェンナイで最も歴史のあるこちらの教会にもぜひ立ち寄ってみましょう。
要塞はいまでも政府関係の施設として使われているため、警備は厳重です。入口で荷物検査と身分証明がありますので、セント・ジョージ要塞を訪れる際には、パスポートを忘れないよう注意してください。博物館内では写真撮影が可能です。
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アシュタ・ラクシュミー寺院
営業時間・定休日 | 9:00~11:30 17:30~21:00 年中無休 |
アクセス | Tiruanmiyur駅 から徒歩10分 またはバス Besant Nagar 下車、徒歩5分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1時間 |
チェンナイのマリーナ・ビーチの南にはエリオット・ビーチというビーチがあります。その目の前に建っているアシュタ・ラクシュミー寺院は海の見える寺院です。ここでは富や幸運の神様であるラクシュミー女神を祀っています。寺院の回廊には様々な神様の彫像があり、そこを抜けると海を一望することができます。
アシュタ・ラクシュミー寺院は中休みの時間が11:30~17:30と長いため、観光の際には気を付けましょう。また、入場は無料ですが、この寺院ではほかに、20ルピーを払うことで並ばずに入場することが出来ます。混雑時にはこちらを利用することをおすすめします。
ジョージ・タウン
営業時間・定休日 | 年中無休 |
アクセス | Chennai Beach駅 から徒歩5分 またはバス Broadway MTC Bus Terminus下車、徒歩5分 |
入場料金 | 無料 |
所用時間 | 1~2時間 |
ジョージ・タウンはチェンナイの旧市街です。イギリス植民地時代にインド人商人たちが造り、イギリス商船との商いの場として栄えていました。いまでも当時のおもかげの残る商店街にはカバン専門店や文具専門店、調理器具専門店などが軒を連ねています。それらのお店をみて歩くだけでも十分に楽しむことができます。
また、ジョージ・タウンには1892年に建てられたチェンナイ高等裁判所があります。赤レンガ造りの裁判所はイスラム風の建築様式です。ちなみに、Broadwayのバスターミナルには様々な路線のバスが発着しているので、観光の際にはとても便利です。
まとめ
南インドと北インドは気候、風土がとても異なります。また、言語の面でも、南インドではヒンディー語ではなく、タミル語が使われています。ガンジス河やタージ・マハルのある北インドの方が日本では知名度が高いですが、海のある南インドには北インドとは違った魅力があります。南インドの大都市チェンナイは飛行機の発着本数も多いので、南インドの文化に触れたい方には絶好の場所です。
4~6月のチェンナイは気温が40度近くまで上がります。チェンナイ観光は10~2月の比較的に気温が下がるシーズンが最適です。